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からだ

栄養 血液さらさら 体内時計

体の中では、さまざまな化学反応が行われている。体に必要な物質を、食べ物を消化し分解して得られたアミノ酸や脂質、糖を材料にして、からだに必要なものに作り変えるという作業が行われているのだ。からだは、体を構成するもの、血や肉、毛や爪はもちろん、あらゆるホルモン、あらゆる酵素なにからなにまでそうして自動的に作り出す機能を持っている。その数は約40万。もちろん最終的にからだが使えるような成分にたどり着くまで何段階もの工程を経ており、これらも含めての数である。ひとつの細胞の中で行われている化学反応をすべてもれなく再現しようとすると、山手線1周分の敷地が必要と例えられるのは有名な話だ。それだけの働きをしている細胞がこれまた60兆という気の遠くなるような数が集まって人体が構成されているのだ。これだけでもほんとうはすごいことなのだが、人間想像を越えたところに事実があると、これから逃避しようとする心理が働くのもまた事実である。これだけ数があれば、ちょっとくらい減ったりしても問題ない。まさかそんな風に考える人はいないと思うが、たとえばタバコを吸う、強い酒をロックで飲む、泥酔するまで飲む、疲労の放置、からだにダメージを与えることはいっぱいやってきているのに、そのケアとなるとしっかり意識してやっている人は稀である。ダメージ受けっぱなしのほったらかしなのだ。病気になるのはあたりまえである。これがあたりまえになっているところが恐ろしい。身の周りに薬を飲んでいない人を探すのが難しいくらいの日本にあっては、それがあたりまえと化し、それはとりもなおさず病気は必然と思わせているのだ。それは、年齢のせいであり、遺伝や体質のせいなのだ。けっして自分のせいとは考えない。
人間のからだは、ただ甘んじて消耗し、削られていくだけではないはずだ。使ったものは補う。その場、その日のうちに補給する。この原則を守っているだけで、からだのダメージをかなり抑えることができるのだから。