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サプリメント

サプリメントの分類

サプリメントには大きく分けて2種類ある。ベースサプリとオプショナルサプリだ。これをしっかり踏まえておかないと、思うような効果は出せない。もちろん大事なのは、ベースサプリの方だ。とかく目先のことに目を奪われて、オプショナルサプリの方にばかり手を出す傾向があるが、健康ということを考えた場合これでは本末転倒である。ここでベースサプリとオプショナルサプリについてよく理解して欲しい。

ベースサプリ

ベースサプリとは、ビタミンやミネラルを中心に配合したものだ。人間は、ビタミンやミネラルを常にとっていないと死んでしまう。そして健康と死を結ぶ線の間に病気があるのである。つまり多くの病気の根源はビタミン、ミネラルの不足である。よく病気の90%以上は活性酸素が関与しているというが、この活性酸素にもビタミン、ミネラルは深い関わりがあり、とどのつまりはおなじことを表現を変えていっているに過ぎない。

またビタミン・ミネラルは、からだの中で行われる化学反応や、筋肉を動かしたり神経を介して信号を送ったりという機能的なことまであらゆることに関わっている。そのあらゆることのうちひとつでも機能が失われると、不都合が生じる。その不都合を病気といっているのだ。だから病名は違っても、たどっていけばその根本は同じなのだ。

ビタミンやミネラルは、どれかひとつかふたつ足りなさそうなものだけを補えばよいというものではない。15のビタミンと60のミネラルのバランスと量とが大切だ。だからおなじビタミン、ミネラルを配合するサプリメントでもからだ全体を考え総合的に設計されたものでなければベースサプリとはいわない。たとえば骨の強化を目的として作られたカルシウム主成分のサプリメントは、カルシウムというミネラルを補給するのではあるが、立派なオプショナルサプリである。生を維持し、ひいてはあらゆる病気を予防し、生物限界としての寿命を全うできるようにするのがベースサプリである。

オプショナルサプリ

オプショナルサプリとは、特定の症状や作用する具体的部位のはっきりしているものを指す。総合ビタミン・ミネラル剤でないものは、すべてオプショナルサプリと思ってよい。

科学的根拠

サプリメントを語るとき、よく科学的根拠ということばを聞く。科学的根拠がないから使わないほうがいいというのだ。しかし、科学的根拠がないということと、効かないということとは違う。科学的根拠がないというのは、現時点でのことであり、今後明らかになる可能性があるからだ。奇妙に思うかもしれないが、効かないとはっきり言えるということは、これもまた科学的に検証した上でその結果言えることなのであり、科学的根拠がある話なのである。すると科学的根拠がないということは、どういうことか。科学的根拠がないということは、効くということも効かないということも証明されていないということだ。現実的には、病院で見放された病気や、なかなか埒のあかない病気にかかったとき、わらをもつかむ思いで治療法を求め、効くかもしれないというものまで広く選択の余地とすることは、決して非難されることではないのだ。むしろ非難されるべきは、わからないということだけでストップをかけることであり、はなはだ非科学的である。こういう非科学的な医者にはかからないほうがよい。治療にとって明らかにマイナスでないならば、それを許す器量もあっていいはずだ。器量も腕のうちというもので、病気は病院に行って診察を受けるまでに70%は治っているというではないか。ところが、その治療にとってマイナスになるかどうかさえ勉強不足で判断がつかない。情けない話である。サプリメントに関する情報はインターネットでも、本でも、いくらでも情報を入手することができる。サプリメントは、玉石混交なだけに、いっそうそういった事情に通じていることが必要だ。巷にあふれる情報自体にも玉石あるので、いっそうそれを見分けるアンテナを磨いておかなければならない。そういう玉石を見分ける感覚は、磨こうと思えばいくらでも磨ける。ところが、すべての判断を機械に頼って、自分の頭で考えなくてよくなった今の医学では、難しいか。とりあえず、科学的根拠があきらかになるのを待つのも自由だ。ただもしそれを使ってよくなっていたかもしれないと後でわかっても、手遅れだったということになるかもしれない。もちろんその逆もありうる。使ったばかりに健康被害に遭うことも少なくないのだ。さしあたってサプリメントを使うときには、使う者自身の責任で、いい面ばかり見るのでなく負の部分にもしっかり目を通して判断していくことだ。判断できないときには、信頼できるサプリメントのプロを探すことだ。

サプリメントのプロ

サプリメントへの関わり方として、サプリメントに対して持っているイメージで、次の四つに分類できる。
1.サプリメントは効かないし売れない
2.サプリメントは効かないが売れる
3.サプリメントは効くが売れない
4.サプリメントは効くし売れる
プロなら業としてやる以上、経済行為が伴っていて当然、したがって、2か4である。しかし、2のようにサプリメントは効かないと考えている人間に、自分が健康維持のためにどんなサプリメントが必要なのか相談したくはないだろう。もし、ほんとうに相談できる相手かどうかを見分けたいなら、からだの知識はあって当然、それからその人がどんなものを飲んでいるか聞いてみるといい。そして、なにも飲んでいるものがなければ論外、また飲んでいてもなぜそれを飲んでいるのか納得のいく説明ができないのであれば、相談するに足らない。業界資格にサプリメントアドバイザーというものもあり、この資格をもっているかどうかもひとつの基準になるといいたいところだが、2のケースもあるので資格の有無は基準にしない方が良い。3はサプリメント愛用者、1はサプリメント否定派。医師のほとんどや、意外かもしれないが薬剤師にも結構多い。サプリメントを陳列してはいるものの、知識は素人なことが多い。